雨蒔絵 大棗

大地を潤し草木を生育させる恵みの雨

恵みの雨を描いた大棗

雨とは空から降ってくる水滴、それが降る天候のことを言います。日本語には雨を表す言葉がたくさん存在しています。雨の降り方や俳句の季語になる雨の呼び名など言葉を聞くだけでどのような雨が降っているかその様子が思い浮かびます。

恵の雨を表す言葉

翠雨(すいう)・・・草木の青葉に降り注ぐ雨。「翠」とは本来 翡翠(カワセミ)の雌のこと、緑色。

慈雨(じう)・・・日照り続きの時に降る雨、干天の慈雨は待ち望んでいた物事の実現、困っているときに差し伸べられる救いの手に例えます。

小さな卵殻を使い雨雲を表現

卵殻(らんかく)とは卵の殻に酢をつけ脱色したもののことを言います。蒔絵で真っ白なものを描く時に使用される素材です。この小さな形の違う卵殻を一つ一つ並べ雨雲の輪郭を見事に表現しています。

貫入塗(かんにゅうぬり)の大棗

貫入とは陶器の妙薬の細かなひび割れのことを言います。漆を塗って乾く前にその上から卵白を塗り団扇やドライヤーで送風して、乾燥させると貫入のようなひびの入った塗面になります。

高蒔絵と螺鈿細工で描いた雨

雨が際立つよう高蒔絵と螺鈿で雨を仕上げました。恵の雨が全ての面に降り注いでいます。雨は梅雨に多く降りますがどの季節でも降りますので梅雨以外の季節にもご使用いただけます。

素材 ミズメザクラ、漆、金粉、貝、卵殻
サイズ 直径70mm×高さ78mm
付属品 本体、桐箱、説明書
作者 針谷絹代

※写真はイメージです。撮影の状況、閲覧する環境によって色などが変わって見える場合がございます。
※体質により、ごくまれに漆などの塗料でかぶれることがあります。異常を感じた時はご使用をおやめいただき専門医にご相談ください。
※お手入れは柔らかい布で軽く拭き、直射日光があたらないように保管してください。