海松貝蒔絵 蔦香合

夏の海辺を表した香合

貝は世界各地で生命や豊穣を象徴しており日本でも価値のあるものとされてきました。香合の表には鮑・帆立・蛤の3種類の貝を、蓋を開けると海松(みる)が描かれています。海松は浅い海の岩石に自生する海藻の一種でこれに貝を配した文様を「海松貝(みるがい)文様」と呼びます。夏のお茶席に、青海波のお着物、千鳥が描かれたお道具などにあわせてお楽しみください。


蔦の質感を波に見立てて

香合の素材は太い蔦の蔓(つる)を成型したもの。蔦の樹皮を剥いで蔓そのままの凸凹とした質感を波に見立て貝を描きました。


彫刻で再現した鮑貝

蔦の凸凹な面に蒔絵を描けるよう下地で盛り上げ(高蒔絵技法)で鮑貝の蒔絵を描き、その後 貝の丸い節の部分を彫ることでリアルな鮑貝を表現しました。

素材 蔦、漆、金粉
サイズ 縦52mm×横70mm×高さ28mm
作者 針谷祐之

※写真はイメージです。撮影の状況、閲覧する環境によって色などが変わって見える場合がございます。
※体質により、ごくまれに漆などの塗料でかぶれることがあります。異常を感じた時はご使用をおやめいただき専門医にご相談ください。
※お手入れは柔らかい布で軽く拭き、直射日光があたらないように保管してください。